フリーランスにとってのベストな納付方法

ダイレクト納付 その他

フリーランスにおける納付方法の取扱いをまとめました。

本記事で分かること!
  • 税金の納付方法の種類と概要がわかる
  • フリーランスにとってのベストな納付法がわかる


1. まとめ

結論から先に申し上げますと、税金の納付方法及びフリーランスにとってのベストな納付方法のまとめは以下のとおりとなります。

  • フリーランスの納付方法の種類は、全部で6種類ある
  • 金融機関又は税務署の窓口での現金納付、振替納税、ダイレクト納付、インターネットバンキング等による納付、クレジットカードによる納付、コンビニエンスストアにてQRコードによる納付がある
  • 振替納付とダイレクト納付は似ているが、違い、ダイレクト納付の方が優秀
  • フリーランス自身が確定申告するのであれば、「クレジットカードによる納付」がベスト
  • 顧問税理士に確定申告をお願いしている場合であれば、「ダイレクト納付」がベスト
  • 「ダイレクト納付」には事前申請後1か月程度時間を要するため、それまではペイジーによる納付(インターネットバンキング等による納付)がベター

2. 税金の納付方法の種類及びその概要

昔は納付書を用いて銀行で納付することが一般的でしたが、現在においては、税金の納付方法は様々です。

現在、フリーランスの納付方法の種類は、「①金融機関又は税務署の窓口での現金納付」、「②振替納税」、「③ダイレクト納付」、「④インターネットバンキング等による納付」、「⑤クレジットカードによる納付」、「⑥コンビニエンスストアにてQRコードによる納付」がございます。

①~⑥の方法の概要は以下のとおりとなります。

① 金融機関又は税務署の窓口での現金納付
金融機関又は所轄税務署の窓口にて、納付書に基づき現金にて納付する方法です。

金融機関にはブランクの納付書がない場合もありますので、金融機関で納付する場合には、忘れずに持っていく必要がございます。

② 振替納税
フリーランス自身の名義の預貯金口座からの口座引落しにて、国税を納付する手続です。

事前に税務署又は金融機関へ専用の依頼書を紙で提出する又はe-Taxにて依頼書を提出する必要があります。

振替納税は、利用可能額に制限はないものの、申告期限までに申告書を提出した場合に限り利用できるようですので、期限後の場合、利用できないという点で使い勝手が悪いかもしれません。
また、振替納税の対象税目が、申告所得税等(源泉税は含まれない)及び消費税等のため、その他税金の納付は別途手続が必要となります。

③ ダイレクト納付
ダイレクト納付とは、e-Taxにより電子申告等をした後に、フリーランス自身の名義の預貯金口座から、即時又は指定した期日に、口座引落しにより国税を電子納付する手続です。

事前に所轄税務署へe-Tax の利用開始手続きを行い、その後「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」を提出する必要があります。ただし、届出書の提出から利用までに 1 か月ほどかかるようですので、余裕をもって事前に対応する必要がございます。

なお、ダイレクト納付は、すべての税目に対応しており、金融機関とのインターネットバンキング契約が不要である等メリットがある一方で、金融機関により利用可能額に制限がある等のデメリットもございます。

また、ダイレクト納付は上記振替納税と似ているかと思いますが、振替納税とダイレクト納付の違いは以下のとおりとなります。

  • フリーランスの方で申告所得税等と消費税等の税目であれば、振替納税とダイレクト納付のどちらも利用できますが、ダイレクト納付の方がすべての税目をカバーしているため、この点違います。
  • 振替納税は、申告が完了すれば自動的に納付手続きがなされる一方で、ダイレクト納付は、フリーランス自身で e-Tax より納付手続きを行い、納付期限までに口座振替をする必要があります。


  • ④ インターネットバンキング等による納付
    インターネットバンキング等による電子納税には、(a)登録方式と(b)入力方式と2つの方式があるようで、登録方式はすべての税目に対応しているようですが、入力方式はすべての税目に対応していないようです。

    それぞれの方式の詳細説明は割愛しますが、ペイジーに対応したATMやインターネットバンキング画面で、登録方式の場合の納付区分番号に相当する番号として、自身で納付目的コードを作成することにより、電子納税の手続きを進めることができます。

    ⑤ クレジットカードによる納付
    インターネット上でのクレジットカード支払機能を利用して、国税庁長官が指定した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)へ、国税の納付の立替払いを委託することにより国税を納付する手続です。

    すべての税目に対応しているようで、金融機関やコンビニエンスストア等でのクレジットカードによる納付はできず、1度の手続につき、1,000万円未満、かつ、ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む)が利用可能額として制限がございます。

    また、その他の方法に比較すると届出等の事前準備は不要であり、納付のタイミングで専用サイト(国税庁HP、確定申告書等作成コーナー又はe-Tax)からアクセスして、カード情報等を入力して手続きを行うだけとなります。

    ⑥ コンビニエンスストアにてQRコードによる納付
    自宅のパソコン等で作成したQRコードを使用し、コンビニエンスストアに納付を委託することにより国税を納付する手続です。

    すべての税目に対応しているものの、利用可能額が30万円以下と多額の納税額が生じたときには対応できない方法のようです。

    また、すべてのコンビニエンスストアが対応しているわけではなく、現時点においては、ローソン、ナチュラルローソン、ミニストップ(いずれも「Loppi」端末設置店舗のみ)、ファミリーマート(「Famiポート」端末設置店舗のみ)のみのようです。

    なお、コンビニエンスストアの窓口での納付については、クレジットカード、電子マネーは利用できないため、現金支払いとなります。

    3. フリーランスにとってのベストな納付方法とは?

    フリーランスにとってのベストな納付方法は、事前手続きがめんどくさく感じる場合やインターネットの利用が難しい方もいらっしゃいますので、人それぞれと思います。

    ただし、事前手続きは一回のため、それさえ対応すればその後はめんどくさくありませんし、インターネットの利用も問題なく扱える方も一般化している中で、私が個人的に思うベストな方法について解説していこうと思います。

    それは、私がフリーランスで、自分自身がやるのであれば、「⑤クレジットカードによる納付」を選択します。
    理由は、クレジットカードさえ用意すれば、事前手続き等のめんどくさい手続きは必要ありませんし、パソコンやスマートフォンから納付可能となりますし、分割払いで支払うことも可能なようですので、使い勝手が良いと考えるためです。

    一方で、私がフリーランスで、顧問税理士に申告手続きをお願いしている場合であれば、「③ダイレクト納付」を選択します。
    「③ダイレクト納付」は、事前に申請する必要があり、手間ですが、自動的に引き落とししてくれる等、クレジットカードにより自分で納付手続きをすることすら不要となりますので、自身のビジネスに集中できます。

    また、「④インターネットバンキング等による納付」については、一般的には顧問税理士にペイジー納付に必要な情報を連絡してもらうことができますが、納付は自身が振込対応する必要があるため、ダイレクト納付と比較すると少し手間が増えてしまいます。



    以上、となります。
    本記事が皆様にとって有益であれば何よりでございます。

    ご拝読ありがとうございました。

    ※本記事の内容は、公開時(上記をご確認ください)の法令等に基づくものですので、ご留意ください。

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